SEOの根底は「見る人にとって為になること」【アフィリ記2】

さて、前回は30万円稼ぐアフィリエイターとの出会い、そこから私がアフィリエイトを始めて、サイトを公開するまでを書きました。そうです、ついにパソコンの比較サイトを公開したのです。

とはいえ、無名のサイトがいきなり検索の上位に表示されるようになるわけもなく。。。
当初は、本当に数人～十数人のアクセスがあるくらいで、もちろんパソコンも売れません。その為、アフィリエイトの収益は0円です。

2003年頃の検索エンジン

当時の検索エンジンは、Yahoo!とGoogleの2強でした。特にYahoo!が75％くらいの割合で使われていた時代だったので、まずはYahoo!を攻略することが目標になります。またYahoo!には、Yahoo!カテゴリというものがあり、カテゴリに登録されることで、優先的に上位表示されるという特権がありました。

Yahoo!のカテゴリに登録するには、法人の場合は50,000円を支払うことで、審査を受けられるのです。「審査料」であり「登録料」ではありません。そこで審査を通過すれば無事に登録、通らなければ50,000円はドブに捨てることになります（＾＾；

個人の場合は審査は無料なのですが、かなり優良なサイトでなければ登録してもらえません。ですので、Yahoo!カテゴリに登録されることは、夢でしたね。今では、Yahoo!カテゴリに登録しても、ほとんど意味はありません。

2003年頃のSEO事情

また、当時のSEOは、「ページ内にキーワードが出来るだけ多く入っていると良い」「外部のサイトからたくさんリンクが貼られていると良い」といった、結構単純なものでした。そこで、「隠しテキスト」といって、普通には見えないテキスト（キーワード）を埋め込んで、上位表示を狙うという悪質なSEOが流行っていました。

他にも、外部からのリンクを増やす為に、カテゴリ型のリンク集に必死になって登録していたものです。もちろん、そのリンク集を見て訪問する人は皆無に等しく、検索エンジンからの評価を上げる為だけにやっていたのです。

その後、そのようなことをしているサイトは、スパム扱いされて上位表示されなくなりました。ただ、サイト開設当初は、何とかして訪問者を増やそうと、躍起になったものです。

他にも、「自分が他のサイトを見た分だけ、他の人が自分のサイトを見に来てくれる」といったサービスを使ってみたり、出来る事は色々とやってみました。

必要なことは「見る人の為になること」

また、パソコンの比較だけでなく、パソコンに関する豆知識のコーナーを設け、定期的に更新していきました。これは、今でも言える事なのですが、サイトがアフィリエイトの内容だけだと、検索エンジンにも見に来てくれる人にも評価されません。

アフィリエイトとは関係なく、見に来てくれる人の為になるような情報を増やすことで、評価が上がるのです。さらに、サイトのボリューム（ページ数）も増えることで、検索に引っかかる間口が広がりますし、サイトの情報が増えて、安定したサイトになっていきます。

もちろん、ページのボリュームが増えれば良いというものではなく、良質な内容のページが増えなければ意味はありません。どこかの内容をコピペしただけのコンテンツなんてもっての外です。重要なのは良質なオリジナルのコンテンツであるということです。※良質とは見る人にとって価値のあるもの

アフィリエイト初心者は自分の好きな分野から

こうして、収益は一向に得られなかったのですが、少しづつ訪問者が増えてきました。また、コンテンツの内容はなるべく最新のものにするように常に更新していました。今思えば、収益も上がらないのに、このように続けられたのも、自分の好きな分野だったからだと思います。

もし、稼げる分野だからといって、自分のたいして好きでもない分野のアフィリエイトを始めていたら、続かなかったかもしれません。もちろん、アフィリエイトに慣れていて、割り切れるのなら話は別だと思います。

もし、これからアフィリエイトを始めようと考えている場合には、自分の好きな分野から始ることをお勧めします。ハッキリと言えることは「継続は力なり」です。余程の才能があって、一気にアクセスを集めることが出来るような場合は別ですが、地道に続けていかなければ、稼ぐことはできません。

ということで次回は、ついに収益を上げることが出来たところから書こうと思います。

【アフィリ記　一覧】
1話　月に30万円稼ぐパソコン紹介系アフィリエイターとの出会い
2話　SEOの根底は「見る人にとって為になること」 ← 今ここ
3話　Yahoo!カテゴリに登録で上位表示。当時のSEOは優しかった。。。

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